米国が衝撃の黒星! オーストラリアに4点差で敗北 敵地の同カードでは31戦目で初黒星

[ 2019年8月24日 15:47 ]

雄叫びをあげるオーストラリアのミルズ(AP)
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 男子バスケットボールの米国代表(世界ランク1位)が24日、オーストラリアのマーベル・スタジアム(メルボルン)で行われたオーストラリア代表(同11位)戦で94―98(前半49―48)で敗れ、3大会連続の優勝を狙うW杯に暗雲が漂ってきた。

 米国は16日のスペイン戦と22日のオーストラリア戦には勝っていたが、この日は序盤から苦戦。第3Qでは一時10点をリードしたが、フルコートのマンツーマンを仕掛けてくるオーストラリアのディフェンスに最後まで苦しめられた。

 米国は、NBAのマイナー、Gリーグの選抜チームで出場したW杯米大陸予選では2敗(10勝)を喫しているが、五輪とW杯(旧世界選手権)では2006年以来、78連勝中。オーストラリアでの同代表との試合では過去30戦全勝だったが、NBAで編成したチームで黒星を喫した。

 この日はここまで脚の故障で出遅れていたマーカス・スマート(25=セルティクス)がケンバ・ウォーカー(29=セルティクス)に代わって先発。9分の出場で7得点を記録した。そのウォーカーは22得点、ハリソン・バーンズ(27==キングス)も20得点を稼いだが、チームの3点シュートの成功は30本中10本と精度を欠いた。

 オーストラリアはNBAスパーズに所属するパティー・ミルズ(31=スパーズ)が、スパーズで指揮を執っている米国代表のグレグ・ポポビッチ監督(70)の前で大活躍。4本の3点シュートを決めて両軍最多の30得点をたたき出して、オーストラリアにとっては“歴史的な勝利”に貢献した。

 なお米国代表は26日にシドニーでカナダ代表と対戦し、26日にW杯1次予選の舞台となる中国・上海入り。9月1日のW杯1次予選E組の初戦ではチェコ、3日にトルコ、そして5日の同予選最終戦で日本と対戦する。

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