無良崇人、現役引退 羽生の五輪SPで区切り「役目が終わった」

[ 2018年3月16日 15:04 ]

「浅田真央サンクスツアー」開催記者会見に出席した(左から)浅田舞、無良崇人、浅田真央さん
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 フィギュアスケート男子で世界選手権に3度出場した無良崇人(27=洋菓子のヒロタ)が16日、現役引退を表明した。

 ――引退に至った経緯は?

 「もともと今年で引退する方向で、自分らしい滑りができたら考えようと思っていた。序盤のGPシリーズはどうにもならなかったが、全日本でやっと自分らしい演技ができた。(五輪代表の)選考から漏れた時点でここで終わりという思いがあった」

 ――どこで区切りをつけたか?

 「(羽生)結弦が五輪のSPを滑り終えた時点で自分の役目が終わったなという気持ちになった。五輪の補欠の役割があった。大ちゃん(高橋大輔)、崇ちゃん(小塚崇彦)、オダくん(織田信成)にかわいがってもらってここまできて、自分も後輩に何か残したいと思ってやってきた」

 ――次世代への思いは?

 「(羽生)結弦、(宇野)昌磨の下の世代となった時、裾野を広げないと強い日本が続かなくなる気持ちがある。今後も強い選手、魅力的な選手が出てくるように、貢献できることはやっていきたい」

 ――今後は?

 「コーチになるには勉強をしないといけない。アシスタントで教室で教えたり、徐々にやっていきたい。今だからプロスケーターとして、試合と違う形で楽しみながら滑ることができる。いろんな曲やジャンルに挑戦したい」

 ――家族に報告は?

 「(コーチの父・隆志さんに)昨日ありがとうと伝えた。支えがあったからこそ続けてこれた。この年齢まで嫌な顔せず、付き添ってくれたオヤジには感謝している」

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2018年3月16日のニュース