金メダルの星奈津美 表彰台で晴れやかな笑顔「恩返しができた」

[ 2015年8月7日 01:34 ]

金メダルを手に笑顔の星奈津美(AP)

水泳世界選手権第14日

(8月6日 ロシア・カザニ)
 会場に今大会初めて「君が代」が流れ、スタンドでは「日の丸」が揺れた。女子200メートルバタフライで星奈津美(24=ミズノ)が日本女子初の金メダルを獲得。レース直後には感極まって涙した星だが、表彰台の真ん中で晴れやかな笑顔を見せた。

 「レース直後は実感がなかったんですけど、今ようやく(優勝を)実感できてうれしいです。この世界水泳で金メダルを獲れると思っていなかったのでビックリしています」

 得意の終盤で逆転しての優勝。高校時代から患っていた病気の手術、平井コーチへの師事と2つの転機があって頂点にたどりついただけに「感謝の気持ちしかない」と心境を明かし、「やるべきことができて、結果を出せて、いろんな人に恩返しができたと思います」。金色のメダルを胸に、ヒロインは少しだけ誇らしげにほほ笑んだ。

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