講談社 「八百長」名指しの4力士尋問を申請

[ 2008年10月20日 20:03 ]

 週刊現代の大相撲八百長疑惑記事をめぐる名誉棄損訴訟で、被告の講談社側は20日、大関琴欧洲ら原告の4力士を尋問するよう東京地裁(中村也寸志裁判長)に申請した。

 ほかの3人は、大関の魁皇と千代大海、十両春日錦。いずれも、同社側が既に証人申請している元幕内若ノ鵬のガグロエフ・ソスラン元力士(20)から、八百長の当事者として週刊現代で名前を挙げられたが、日本相撲協会の事情聴取に対し疑惑を否定した。
 講談社側は同日「琴欧洲関らから八百長を強要され、100万円で白星を売った」などという内容のガグロエフ元力士の陳述書も地裁に提出した。
 元力士は8月に大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕された後、協会から解雇され、「解雇処分は厳しすぎる」として地位確認を求めて提訴する一方、同誌上で八百長疑惑を告発していた。
 八百長疑惑訴訟では、横綱朝青龍と北の湖前協会理事長が今月、それぞれ出廷し、疑惑を全面否定した。

続きを表示

2008年10月20日のニュース