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ロンドン五輪写真特集

【聖火リレー】8000人で70日間、聖火をつなぐ ゴールは開会式

[ 2012年7月23日 06:00 ]

【聖火リレー】ギリシア・オリンポスで行われた採火の儀式(c)London 2012
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▽五輪聖火リレー(Olympic Torch Relay)

 五輪の第1回大会が開催されたギリシアでは、古代ギリシア時代から伝わるギリシア神話が存在する。神々や英雄が登場する中で、プロメテウスがゼウスの元から火を盗んで人類に伝えたことを記念して、古代オリンピックでは開催期間中に火を灯していた。その風習が1928年のアムステルダム五輪で再び導入されて以来、現在までに至る。

 聖火リレーは1936年のベルリン五輪で導入された。聖火は伝統的にオリンポス山で太陽を利用して採火され、聖火ランナーによってオリンピック開催地まで届けられる。

 まずギリシア国内で聖火リレーが行われ、アテネのパナシナイコ競技場で移譲式が行われた。式典には大会親善大使で元サッカーイングランド代表のデビット・ベッカム、ロンドン五輪組織委員会のコー会長、ボリス・ジョンソン・ロンドン市長らが式典に参加し、国際オリンピック委員会(IOC)委員でもあるアン王女に聖火が引き渡された。

 翌5月18日に英国・ロンドンに聖火が運ばれ、19日に英国の最西端コーンウォールのランズエンドから聖火リレーがスタートした。記念すべき第1走者はベン・エインズリー(35)。セーリングの英国代表としてシドニー、アテネ、北京の3大会で金メダルを獲得した有名選手で、ロンドン五輪にも出場する。

 この日から開会式(7月27日、オリンピック・スタジアム)まで、70日間で約8000人の走者が聖火リレーを行う。リレーのルートは、イングランドからウェールズ、スコットランド、北アイルランドの街約1000カ所をつないでいく。

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