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国枝 偉業V3へ完勝発進 「予想以上」のアウェー感にも冷静

[ 2016年9月13日 05:30 ]

<リオパラリンピック>男子ダブルス(車いすテニス)2回戦、勝利した国枝(右)斎田ペア

リオデジャネイロ・パラリンピック 車いすテニス男子シングルス2回戦 国枝6―2、6―1ロドリゲス

(9月11日)
 車いすテニスの男子シングルスで史上初の3連覇を目指す国枝慎吾(ユニクロ)は6―2、6―1のストレート勝ちで偉業へ発進。4月に右肘を手術。痛みが再発して7月のウィンブルドン選手権を欠場したが「問題なくできた」と笑顔。地元のロドリゲスを寄せ付けずに「内容的にまだ30~40点の出来だが、しっかりスコアで突き放せたのは良かった」と話した。

 「予想以上で驚いた」というアウェーの空気感だったが、第1セットの第4ゲームをブレークして流れを引き寄せると、第2セットは17連続ポイントを決めるなどして圧倒。素早いチェアワークなど、元世界ランク1位の底力を示したが、「もっとコートを広く大きく使うことがこれからの鍵。もう2段、3段上げないと厳しい戦いになる」と油断はない。斎田と組むダブルス2回戦も快勝し、08年北京以来の単複ダブルメダルも視野に入れた。

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2016年9月13日のニュース