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リオ五輪中にウイルス検査 蚊媒介の感染者が急増

[ 2016年1月27日 05:30 ]

蚊を除去するため殺虫剤がまかれる(AP)

 リオデジャネイロ五輪で使用される競技施設と選手村で、現在米大陸で感染者が急増しているジカ(ZIKA)ウイルスのチェックが大会期間中に行われることになった。ジカウイルスは蚊(ネッタイシマカ)を通じて感染。ジカ熱と呼ばれるインフルエンザのような症状が出るほか、妊婦が感染すると胎児の頭部が異常に小さくなる小頭症を引き起こす恐れが指摘されている。

 ブラジル国内の症例報告は14年の150件から15年に3893件へと急増。五輪組織委では五輪開催が南半球では気温の低い夏になることから「蚊の発生は少ない」としているが、米国などは妊娠中の女性に対して中南米への渡航を自粛するように勧告しており、ワクチンもないことから今後は大きな影響を与えることになりそうだ。

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2016年1月27日のニュース