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東京五輪エンブレム“審査員”前回の10倍以上 年内に予備審査

[ 2015年10月23日 05:30 ]

 白紙撤回となった公式エンブレムを選び直す2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の「エンブレム委員会」は22日、第4回の会合を開き、応募作品の予備審査を年内に終えて100~300点程度に絞り込み、年明けから本格的な審査に入ることを決めた。

 予備審査は、応募様式に不備があるものや制作条件に反するもの、明らかに他の作品に類似するものなどを先に除外し、専門家の協力を得て一定水準に達しているものを残す。組織委によると、デザインに詳しい専門家が10~30人、法律の専門家が10~20人、組織委の担当者数十人が応募作品をチェックする体制を想定。エンブレム委23人がデザインを選定し、国内・国際商標を組織委、国際オリンピック委員会、国際パラリンピック委員会の各チームが調査する。人数の詳細は次回の会合後に固める予定だが、旧エンブレムが審査委8人で選んだのに比べ、今回は10倍超の人数が審査に関わる可能性が高い。国民参加も検討されているが、具体的な方法は12月に決めることになった。

 16日に公式サイトで公表した応募要項のダウンロード数はすでに1万を突破。応募の受け付けは11月24日に開始し、12月7日に締め切る。

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2015年10月23日のニュース