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葛西快挙に地元の北海道下川町「やったー」くす玉割って歓喜

[ 2014年2月16日 10:01 ]

ソチ五輪ジャンプ男子ラージヒル決勝

 ジャンプのラージヒルで銀メダルを獲得した葛西紀明選手の地元、北海道下川町の福祉施設では、町民ら約150人が大型スクリーンの前で声援を送った。41歳での快挙に、「やったー」と歓声が上がり、くす玉を割って喜びを爆発させた。

 日の丸を頬にペイントしたり小旗を振ったりしながら、「葛西、葛西」の掛け声で観戦。2回目でトップに立つと、椅子から立ち上がり、興奮は最高潮に。最後に飛んだポーランドの選手に抜かれ、一瞬ため息が漏れたが、すぐに偉業をたたえる大きな拍手が起きた。

 中学卒業までジャンプを教えていた町職員の蓑谷省吾さん(56)は「うれしいの一言。少年団の子どもにもメダルを見せてあげて」と感無量の表情。幼なじみの道立高校教諭小南和憲さん(41)は「ものすごいジャンプだった。まずはお疲れさまと言いたい」。安斎保町長(76)は「メダルに届けと見守った。子どもたちにも勇気を与えてくれた」と感激していた。

 葛西選手が所属する札幌市の土屋ホームにも社員ら約100人が集まり、テレビ画面にくぎ付けとなった。同僚の小田徹さん(41)は「団体こそ金メダルを取ってほしい」とエールを送った。

 9位で惜しくも入賞を逃した伊東大貴選手(28)も下川町出身。親戚の伊東秀晴さん(45)は「よく頑張った」と、次の五輪での個人メダルを期待した。

 竹内択選手(26)の地元、長野県飯山市では公民館で約70人が応援。スポーツ少年団の先輩田中耕介さん(30)は「世界で13位はすごい。団体が楽しみ」と話した。

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2014年2月16日のニュース