聖火リレーは競技場内に限定 ロシア南部、厳しいテロ警戒続く
独立派武装勢力が活動するロシア南部、北カフカス地域ダゲスタン共和国のスポーツ省当局者は、テロ対策として、共和国内でのソチ冬季五輪の聖火リレー計画を大幅縮小し、中部の都市カスピースクのサッカー場内だけで行う考えを明らかにした。カフカス情報サイト「カフカススキー・ウゼル」が15日伝えた。
聖火はダゲスタンの後、隣接するチェチェン共和国に向かう予定で、厳しいテロ警戒が続く見込みだ。
ダゲスタンでは当初、1月27日に首都マハチカラ市街などで計42キロのリレーを行う計画だったが、同省第1次官は昨年12月に17キロに短縮すると表明。今回の縮小では、マハチカラの空港に到着した聖火をサッカー場に運び、リレー走者も当初予定の270人から67人に減らす方針。
ダゲスタンでは、イスラム国家樹立を目指す武装勢力が警官らへの攻撃を繰り返し、ロシア治安当局が掃討作戦を継続。先月末、南部ボルゴグラードで起きた連続爆破テロではダゲスタン出身者の関与が疑われている。(共同)
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