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41歳葛西6位「めっちゃ楽しい」 ジャンプ週間第2戦

[ 2014年1月3日 05:30 ]

W杯ジャンプ男子個人で6位に入った葛西

 ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子は1日、ドイツ・ガルミッシュパルテンキルヘンで年末年始恒例のジャンプ週間第2戦を兼ねた個人第10戦(HS140メートル、K点125メートル)が行われ、41歳の葛西紀明(土屋ホーム)が合計265・3点で6位に入った。1回目は135メートルで11位だったが、2回目に不利な追い風の中で133メートルまで伸ばして巻き返した。竹内択(北野建設)は16位、伊東大貴(雪印メグミルク)は28位で、渡瀬雄太(雪印メグミルク)は1回目の1対1の対戦で敗れて2回目に進めず、41位だった。21歳の新鋭、トーマス・ディートハルト(オーストリア)が296・1点を挙げ、W杯参戦6戦目で初優勝した。

 追い風をものともせず、葛西は2回目にK点を大きく越え、飛び終えた時点で首位に。2万人以上の観客から喝采を浴びて「気持ちいい」と破顔した。「上半身をリラックスさせよう」と心掛けた1回目に、助走で重心が後ろにずれて飛び出す方向が狂った。有利な向かい風を生かせずに11位に沈んだ。今季はここで終わらない。2回目に順位を5つ上げた。昨年12月15日に4季ぶりの表彰台に立ち、出場した7試合連続でトップ10入り。「トップグループの雰囲気、緊張感に慣れてきた。今はめっちゃ楽しい」と晴れやかな笑みを浮かべた。(共同)

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2014年1月3日のニュース