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リトアニア大統領も五輪開会式欠席 ロシアの圧力に反発

[ 2013年12月20日 05:54 ]

 リトアニアのグリバウスカイテ大統領は19日、来年2月に隣国ロシアで開催されるソチ冬季五輪開会式に出席しないと述べた。理由について、ロシアのリトアニア、ウクライナに対する政治的圧力などを挙げた。ロシアの主要メディアが報じた。

 政治的な理由でソチ五輪開会式への欠席を明言した首脳は初めて。リトアニアの選手は参加する。

 大統領は「過去数カ月にわたるロシアのウクライナ、グルジアなどへの経済、政治的圧力やリトアニアへの経済的圧力」を指摘。出席する政治的な意味が見いだせないと表明。「ロシアの人権状況」も欠席の理由に挙げた。

 ロシアは10月から食品の安全基準などを理由にリトアニアからの乳製品の輸入を停止。

 ソチ五輪をめぐっては、欧州の主要国ではドイツ、フランスの大統領が欠席を決定。ロシアで今年成立した同性愛宣伝禁止法など同国の人権政策への抗議が込められているとの見方も出ている。(共同)

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2013年12月20日のニュース