「ソチ五輪休戦」決議　国連総会が無投票採択

　国連総会（１９３カ国）本会議は６日、来年のソチ冬季五輪と同パラリンピックの期間中は武力紛争を控え、休戦するよう加盟国に求める決議案を議場の総意として無投票採択した。

　同種の決議は五輪前年の恒例。だがシリア内戦は悪化し、停戦実現が困難な情勢が続いている。

　決議は休戦を求めたほか、今後予定されるリオデジャネイロ、平昌（韓国）、東京での五輪開催を歓迎した。

　議場で日本の梅本和義国連次席大使は、日本が２０２０年五輪開催国に選ばれたことに謝辞を述べ、日本は「スポーツを通じ、より良い世界をつくる」ことに献身すると表明した。

　また「東日本大震災の際は世界のスポーツ界から温かい支援と励ましを受けた。今度は私たちが同じように（支援）する番だ」とし、スポーツを生かした国際貢献を拡大すると述べた。（共同）