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ドタバタ決定!愛の故郷仙台でPV 詳細は当日発表

[ 2012年8月7日 06:00 ]

 卓球女子団体の銀メダル以上確定を受け、福原愛の出身地である仙台市は、7日深夜、決勝のパブリックビューイング(PV)を急きょ開催する方向となった。場所、定員、開場時間などの詳細は同日午前、奥山恵美子市長(61)が定例会見で発表する。

 先週からの連日の快進撃を受け、週明けの6日は市民から「みんなで愛ちゃんを応援できないか」などと問い合わせが相次いだ。これを受け、スポーツ振興課がPVを検討、開催に踏み切る。場所は市役所前の市民広場など、数カ所が候補に挙がっている。

 市は終日、ドタバタと対応に追われた。

 女子チームは4日の準々決勝、6日未明の準決勝を勝ち進み、初の五輪メダル獲得を確定。この間、役所は休みだったため、複数の職員がPVのアイデアを浮かべたものの動きだせなかった。

 開庁後の市民の声などを受け、昼すぎにはPV開催を決めたものの、今度は試合を中継するテレビ局がどこなのか判明せずに大慌て。夕方になってNHK総合が、番組表を「シンクロナイズドスイミング」から変更したのをみて、ようやく開催準備が進んだ。

 仙台市では6日、東北三大祭りの一つ「仙台七夕まつり」が開幕。「大好きな故郷に多くの幸せを」とメッセージが書かれた福原の行灯(あんどん)も飾られた。

 祭りのテーマは「願い・希望・感謝」。震災からの復興への願いや、全国各地から寄せられた支援への感謝を込めており、事務局員は「祭りより一足早く愛ちゃんがメダルを獲って、全国のみなさんに恩返しをしてくれた」と喜んでいる。

 福原は小学4年生まで仙台で過ごした。「いつか、こんな日が来てくれたらとみんな思っていた」(市スポーツ振興課)といい、メダル獲得を自分のことのように喜ぶ市民は多い。福原が通った同市の白百合学園幼稚園で3年間担任だった石岡順子さん(48)は「個人戦の悔しさをバネに団体ではきっとやってくれると思っていた。決勝でもこの勢いで頑張ってほしい」とエールを送っている。

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2012年8月7日のニュース