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リオ照準だった榊原、母校で闘志「食らいつきたい」

[ 2012年5月17日 06:00 ]

母校・早大のチアガールに囲まれポーズをとる榊原(中)

 4月末のボートのロンドン五輪アジア予選で女子シングルスカル代表を決めた早大1年の榊原春奈(18)が16日、同大内にある大隈会館で会見した。

 愛知・旭丘高でボートを始め、競技歴わずか3年で、体重制限のない同種目で日本勢初の五輪代表を決めたシンデレラガールは「五輪はリオを照準にと思っていた。自分でも驚いた」と笑顔を見せた。

 両親は元ボート選手で、父・章浩さん(55)はユニバーシアード代表、母・由紀子さん(50)は世界選手権代表。だが、英才教育を受けたことはなく、中学では合唱部に所属していた文化系少女だ。身長1メートル83、股下90センチ、両手を広げた長さ1メートル86。高校入学後ボート部に入部すると、長い手足を生かした大きなストロークを武器に急成長を遂げた。

 ロンドン五輪がシニアで自身初となる世界大会で「身長は欧米の選手に負けない。どこまで通用するか食らいつきたい」と楽しみにしていた。

 ◆榊原 春奈(さかきばら・はるな)1994年(平6)3月11日、仙台市生まれの18歳。5歳のとき父の転勤で名古屋市に引っ越す。旭丘高―早大スポーツ科学部1年。11年世界ジュニア7位、12年ロンドン五輪アジア予選決勝1位。1メートル83、73キロ。

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2012年5月17日のニュース