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20年五輪招致で初プレゼン 柴田さんら東京アピール

[ 2012年4月14日 18:08 ]

2020年夏季五輪招致のプレゼンテーションで、東京をアピールする柴田亜衣さん。左は竹田恒和招致委員会理事長

 2020年夏季五輪に立候補した東京など5都市が14日、モスクワで開かれた各国オリンピック委員会連合(ANOC)総会で、初めて一堂に会して招致の内容などを説明するプレゼンテーションを行い、04年アテネ五輪競泳金メダリスト、柴田亜衣さんらが東京でこそスポーツの力を伝える五輪を開催できると英語で訴えた。

 プレゼンはイスタンブール、東京、バクー(アゼルバイジャン)、ドーハ(カタール)、マドリードの順に約10分ずつ実施。東京は招致委員会の竹田恒和理事長が政府の全面支援などを強調した後、柴田さんが東日本大震災の被災地を訪れた経験を紹介し「スポーツが若者たちを助け、生活を築く基盤になることを目の当たりにした」と笑顔で演説した。

 招致委の荒木田裕子スポーツディレクターはコンパクトな会場配置を説明し、水野正人専務理事は「東京は準備ができている」と訴えた。

 総会には開催都市選定の投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)委員を含む500人以上が出席した。IOCは開催計画を基に5月の理事会で第1次選考を行い、来年9月の総会で開催都市を決める。(共同)

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2012年4月14日のニュース