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北朝鮮 ロンドン参加へ 総書記死去の影響受けず

[ 2012年1月18日 10:33 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)の北朝鮮委員、張雄氏は17日、昨年12月に金正日総書記が死去した北朝鮮のロンドン五輪参加について「状況はこれまでと変わらない。五輪への準備は順調に進んでいる」と、総書記死去の影響を受けずに選手団を派遣するとの認識を示した。

 張雄委員は、北朝鮮が既に7競技で五輪出場権を獲得していると指摘。哀悼の意を表すなどの理由で国際大会への出場を見合わせるとの観測は「誤った情報だ。(北朝鮮は)IOCともよく連絡を取っている。(総書記死去は)五輪とは別の話だ」と否定した。

 朝鮮中央通信の報道によると、北朝鮮はサッカー女子、重量挙げ、マラソン、レスリング、卓球、アーチェリー、射撃で出場権を獲得している。

 1994年7月に金日成主席が死去した後、北朝鮮は国際大会への選手団派遣や大会開催などを中止し、96年アトランタ五輪で本格的に復帰した。背景には深刻な食糧難や、長期間の服喪があったとされている。(共同)

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2012年1月18日のニュース