李大統領が昼食会でキム・ヨナらに「国民に勇気」

　韓国の李明博大統領は３日、バンクーバー冬季五輪のフィギュアスケート女子で金メダルに輝いたキム・ヨナを含む韓国選手団全員を大統領府に招待して昼食会を開き、メダル獲得数で過去最高を記録するなど活躍した選手団を「国民に希望と勇気を与えた」と労をねぎらった。

　キム・ヨナは李大統領夫妻と同じテーブルに着席。大統領府によると、李大統領から世界選手権（２３日から・トリノ）にライバルの浅田真央（中京大）が出場するかを尋ねられたキム・ヨナは「（浅田も）出場する。（五輪では）競技終了後に互いにあいさつした」と答えた。また注目の去就については「選手としての目標を達成した。遠い先のことは考えておらず、少しの間、この瞬間を楽しみたい」と話した。
　李大統領は「クリントン米国務長官も（キム・ヨナの演技に）感嘆し、ニューヨークにいた娘に電話して（テレビを）見たかどうか確認するほどだった」との話を紹介。メダルに届かなかった選手の健闘も大いにたたえ、２０１８年冬季五輪の平昌への招致に弾みがつくと喜んだ。（共同）