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パラ五輪選手が募金活動「現状知って」

[ 2008年9月21日 18:17 ]

 障害者スポーツへの支援を呼び掛けるため、北京パラリンピックで活躍した選手や舛添要一厚生労働相が21日、東京・銀座で街頭募金活動を行った。雨が降る中、日本選手団主将を務めた車いすバスケットボールの京谷和幸選手らが買い物客らに協力を求めた。

 競泳で金メダルを獲得した鈴木孝幸選手は「健常者と同じようにトレーニングしていかないと世界で勝てないが、合宿や遠征費用など金銭的な自己負担が大きく、続けるのは大変。活動を通じて現状を知ってもらいたい」と訴えた。

 舛添厚労相は「同じスポーツなのに、健常者と障害者で差があってはいけない。財政的な問題はあるが、練習環境を整え、すそ野を広げていきたい」と述べた。

 集めた募金は新設のパラリンピックメダリストに対する報奨金や選手の育成強化に充てられる。

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2008年9月21日のニュース