【大村・G1海の王者決定戦】原田 当地周年3度目のV!スリット合戦動じず

[ 2024年4月13日 04:20 ]

通算3度目の大村周年を制して、優勝盾を手にする原田幸哉
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 ボートレース大村の開設72周年記念G1「海の王者決定戦」は12日、第12Rで優勝戦が行われ、インを死守した原田幸哉(48=長崎)が1M先マイに成功。バックでは上田龍星、山口剛を振り切って、G1通算19度目の優勝を飾った。当地周年記念は15、19年に続く3V。なお、今節の売り上げは98億3418万2000円で、目標の95億円を上回った。

 スタート展示、本番ともに162・345の進入。全艇が0台という熱いスリット合戦。それでもインを主張した原田は慌てず騒がずの先マイを果たし、バックで後続艇を振り切った。

 「絶対にスタートで失敗できないという責任感を持っていこうと思った。凄い緊張感もあった。バックストレッチの足を重視したセッティングで、いい方向に向きましたね」

 今節はやらなければならない理由があった。7月、地元の大村で開催されるSGオーシャンカップ出場権利の獲得だ。直前までボーダー下で、選考期間は今月末まで。この優勝で10点が加算されて出場も濃厚となった。

 「一つの目標にしていました。ここ最近、成績が振るわなくて、思い通りにレースが運べなくて苦しい時期があった。ファンの皆さまの声援が心に響いて、前を向いて頑張れている」

 次走は16日から鳴門で開催されるプレミアムG1マスターズチャンピオン。最高の流れで乗り込めるだけに、活躍の予感が漂う。

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