【川口オート・普通開催】地元の御大・篠崎実が75歳初勝利「楽しんで走ってる場合じゃないよな」

[ 2024年3月1日 12:45 ]

川口2Rを制し、75歳初勝利を挙げた篠崎実は気合のこもった表情
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 川口オートの普通開催は1日が2日目。2R一般戦に、2月26日に75歳の誕生日を迎えた篠崎実(川口)が登場。3周目のバックで先頭を奪い、最後まで我慢し切って押し切った。

 ロッカーに戻ると、後輩たちに拍手で迎えられ「永久に現役だな」の声が飛んだ。

 6周回を激走した後も息ひとつ上がっていない“川口の御大”は「最後(2着の選手が)来ていることは分かったが、うまく我慢できたな」と満足そう。

 「75歳初勝利?まだまだやるよ。お客様が命の次に大事なものを賭けてるんだ。楽しんで走るという選手もいるが、楽しんで走ってる場合じゃないよな」と重みのある言葉を投げかけた。

 昨年も公営競技最年長優勝(73歳10カ月29日)を達成し、通算1着回数1500回突破で表彰されるなど、オートレース界の最前線で踏ん張る大ベテラン。

 SG第43回オールスター・オートレース(4月24~29日、飯塚)のファン投票でも川口で8位の807票を集めて出場を決めた。「うれしいなあ。ファンの期待に応えなくちゃいけないね」と意気軒昂だ。

 37期の新人・菅原すずの(20=川口)が「憧れのレジェンド」として名前を挙げているのもモチベーションとなっている。「すずのちゃんもオレのレースぶりを見ているからな。頑張らなきゃいけない」。最高の笑顔で語った。

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