【川口・SS王座決定戦】青山 記録的V締め!SG15Vに年間最多勝…最後は“完全リベンジ”

[ 2024年1月1日 04:58 ]

優勝を果たし、賞金ボードを掲げる青山(撮影・木村 揚輔)
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 埼玉県・川口オートレース場の「スーパースターフェスタ2023」は12月31日、最終日12RでSG「第38回スーパースター王座決定戦」(優勝賞金3100万円)が行われ、1号車の青山周平(39=伊勢崎)が勝ち、トライアル4回戦制になった16年以降で初の完全優勝を決めた。21年以来、通算5度目の制覇。SG15Vは片平巧(故人)、永井大介と並ぶ歴代2位タイ。自身5度目(新記録)の10連勝をマークし、年間最多勝利記録(97勝)も達成。23年の賞金王(5度目)も決め、記録ずくめの勝利となった。

 他の7人とは総合力が全く違っていた。スタートこそ黒川に行かれて2番手で1角に突入。しかし、1周回4角で先頭を奪うと、鈴木圭の追い上げをしのぎ切った。午前中の雨で走路は「ブチ」。2角付近で滑る選手が続出する中、青山は最後まで安定していた。
 ウイニングランで両腕を突き上げ、喜びを体全体で表現した。「信じられない。凄い達成感。明日、死んでしまうんじゃないか」。22年の大一番も1枠だったが4着だった。「忘れ物を取り返せたね。何だか自分じゃないみたい。今日くらいは自分を褒めたい」。ゾーンに入っていた青山。最後にもう一度、スタンドに向かって手を振った。

 ◇青山 周平(あおやま・しゅうへい)1984年(昭59)12月5日生まれ、千葉県出身の39歳。伊勢崎支部所属。11年7月8日登録の31期。同期は渡辺篤、丸山智史、佐藤摩弥ら。通算96V(SG15V、G1・23V、G2・9V)。1メートル64、54キロ。血液型O。

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