【川口オート　スーパースター王座決定戦】青山周平が完全V　トライアル4回戦制では史上初

優勝を果たし、カップを掲げる青山（撮影・木村　揚輔）
Photo By スポニチ

　埼玉県・川口オートレース場の「スーパースターフェスタ2023」は31日、最終日12RでSG「第38回スーパースター王座決定戦」（優勝賞金3100万円）が行われ、1号車の青山周平（39＝伊勢崎）が勝ち、トライアル4回戦制になった16年以降で初の完全優勝を決めた。

　21年以来、通算5度目の制覇。SG15Vは片平巧、永井大介と並ぶ歴代2位タイ。自身5度目（新記録）の10連勝をマークし、年間最多勝利記録（97勝）も達成。今年の賞金王（5度目）も決め、記録ずくめの勝利となった。

　青山は「信じられない。凄い達成感。出来すぎです。明日、死んでしまうんじゃないか」と喜びを隠しきれない。昨年の大一番も1枠だったが4着だった。

　「忘れ物を取り返せたね。何だか自分じゃないみたい。今日くらいは自分を褒めたい。最高の締めくくりができた。来年も1走1走、モチベーション高く、諦めずに走りたい。年齢には勝てないことは承知だが、先輩たちも頑張っている。自分のできることを一生懸命、頑張りたい」と語った。

　喜びの時間はわずか。あっという間に新たな戦いが始まる。「つかの間、いいお父さんになって正月を過ごします。そしてまたゼロからスタートです」。新年もこの男が主役だ。