スルーセブンシーズ凱旋門賞Vへ好仕上がり 尾関師「この馬らしいストライドの大きい走り」

[ 2023年9月27日 18:18 ]

凱旋門賞に向けて追い切られたスルーセブンシーズ(平松さとし撮影)
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 凱旋門賞に出走するスルーセブンシーズの最終追いが、エーグル調教場の芝直線コース単走で行われた。脚さばきは力強い。

 動きを見守った尾関師は「日曜日に下見もこめてエーグルでキャンターを行っていたので、イメージに近い調教ができた。しまいを伸ばしてこの馬らしいストライドの大きい走りをしてくれました」と納得。「輸送時間が長かったですが、考えられる中ではスムーズな輸送ができて、無事に到着することができた。そのおかげで順調に調整できています」と過程にも満足した。ルメールも「とても調子は良さそうで、いつものスルーセブンシーズを見ることができた。動きはダイナミックで力強さもありました」と笑みを浮かべた。

 この日は重馬場だったが、レース当日まで雨予報はなし。馬場は徐々に良くなる見込みだ。尾関師は「特にこの3~4年、かなりタフな馬場のレースが多かった。そこまで重い馬場になると、この馬にはこなせる要素はあるけど楽ではない。なので、ひと安心しています」と胸をなで下ろした。

 最後に尾関師が「私はスルーセブンシーズを競馬当日までいい状態までもっていくことしかできない。あとはジョッキーにバトンを渡します」と話せば、ルメールは「G1レベルに達している馬だと思うし、健闘してくれると思います」と愛馬を信頼。日本馬の悲願へ準備は整った。

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