【多摩川・G1ウェイキーカップ】毒島 15度目のG1制覇!トップS独走、昨年リベンジ

[ 2023年3月12日 05:00 ]

優勝メダルを手に笑顔を見せる毒島
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 ボートレース多摩川のG1「ウェイキーカップ 開設68周年記念」は11日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の毒島誠(39=群馬)がトップスタートからインを押し切り圧勝。20年4月の66周年に続く当地2度目、通算15度目のG1制覇を決めた。7月に児島で開催されるオーシャンC出場も、ほぼ手中に。2着には差した池田浩二、捲り差した深谷知博が3着に入った。

 コンマ09のトップスタートを決めた毒島は完璧に舟を返し、一気に5艇を突き離した。超満員のスタンドから沸き上がる歓声。独走劇を演じ、ゴール後のバックストレッチで公式YouTubeのカメラに向かって右手を突き上げた。「前回(優勝した66周年記念)は無観客で練習みたいだった。今回は凄い人数の観客が見えてうれしかった」。ファンの声援をたっぷりと3周回楽しんだ。

 「スタートは見えていた。今シリーズは調整に苦労したが優勝戦は全部が仕上がっていた」。予選、準優とターンの威力一本でしのいだが、ここ一番は機力、スタート力、旋回力と全てを整え、SG7Vの実績を見せつけた。

 茅原悠紀の捲りを許し、1号艇から3着に敗れた前回67周年記念のリベンジを果たした。そして何よりも自信を取り戻せたことを喜んだ。「グランプリシリーズでインから飛んでしまい、グレードレースを獲る自信をなくしていた。この優勝で気持ちが楽になりました」。次節は平和島クラシック、5月には芦屋のオールスターが待っている。20年のチャレンジカップからSG優勝が遠のいている毒島だが、最高のリズムで23年のSG戦線に乗り込む。

 ◆次走 優勝した毒島誠、そして船岡洋一郎、池田浩二、深谷知博は16日からの平和島SGボートレースクラシック。松井繁、石野貴之、馬場貴也、桐生順平、遠藤エミら強豪と優勝を争う。中島孝平は16日からの若松一般戦で吉川元浩、萩原秀人、黒井達矢、河野大、入海馨らが相手。黒野元基は17日からの福岡ルーキーシリーズ。豊田健士郎、竹下大樹、安河内健、中亮太、定松勇樹らと相まみえる。

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2023年3月12日のニュース