【芦屋・レディースVSルーキーズ】白組優勝!個人戦は砂長制す

[ 2023年2月3日 05:00 ]

団体戦を制し優勝旗を手にする白組団長の竹下
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 ボートレース芦屋の「第10回レディースVSルーキーズバトル」は2日、12Rで個人優勝戦が争われ、2コースの砂長知輝(23=埼玉)が1M差し伸びて2Mを先取り。後続を抑えてデビュー初Vを飾った。一方、注目の団体戦は最後までもつれたが、優勝戦で1、4、5着を確保したルーキーズ・白組が勝利。合計40対29でレディース・紅組に競り勝ち、通算成績を5勝5敗の五分に戻した。

 5日目までで25対15でルーキーズ・白組が優位に進めていた団体戦。最終日の8R後には28対16と12点差にまで開いた。そこから紅組が逆襲を開始する。9R、そしてポイントの高い10R(4点)、11R(8点)を続けて取って、29対28と紅組が逆転に成功。

 勝敗の行方は12ポイントが入る12Rまでもつれた。優勝戦はスロー勢がスタートを逸して4カドから三村が握るがイン鎌倉が伸び返してけん制。西橋が割り、砂長と中が差して砂長が2Mを先取り。残した鎌倉は2Mをさばいて続き、2周1Mで中がオーバーターンになった内を西橋が回して3着を確保するという大激戦。白組が1、4着、紅組が2、3着の状況で3周目へ突入した。5着を獲った方が団体戦の勝利だ。息詰まる3周2M、白組の三村が紅組の中田夕貴をギリギリで振り切った。40対29で白組が勝利。

 ルーキーズ・白組団長の竹下大樹は「僕は貢献してない(予選敗退)ので“さまさま”です。次は当然、優勝で貢献したい」とうれしさと悔しさが入り交じった面持ちながら団体勝利賞10万円を獲得した。

 個人戦でデビュー初優勝を飾った砂長は「ペラ調整をやり切れた」と充実の表情。「これまでの課題を生かし切れた。中間速からの伸びが良かった。いつも通りの2コースのレースができた」のが大きな勝因だった。「目標の一つである優勝ができた。次はA1級昇級です」。さらなる成長に期待が高まるばかりだ。

 ◇砂長 知輝(すななが・ともき)1999年(平11)10月10日生まれ、埼玉県出身の23歳。埼玉支部所属の125期生。19年11月の戸田一般戦でデビュー。20年5月の戸田一般戦で初1着。21年10月の江戸川一般戦で初優出。通算成績は671走101勝、4優出1V。同期は定松勇樹、小原聡将、原田雄次ら。1メートル68、52キロ。血液型O。

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