凱旋門賞Vの英国馬アルピニスタ ジャパンC参加も

[ 2022年10月4日 05:22 ]

凱旋門賞を制したアルピニスタ(撮影・小海途 良幹)
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 英国馬アルピニスタが凱旋門賞を制し、G16連勝を飾った。直線はタイトルホルダーの直後から抜群の手応えで抜け出し、ヴァデニの追い上げを半馬身封じた。5歳牝馬の勝利は37年コリーダ以来、85年ぶり2頭目。凱旋門賞初勝利となったプレスコット師は「こんなに素晴らしい日はない」と喜びを表した。

 名牝の域に昇華したニューヒロインにジャパンC(11月27日、東京)出走プランが持ち上がっている。レーシングポスト電子版はオーナーのラウシング氏が来年、繁殖に上がる前にジャパンCか米BCターフ(11月5日、キーンランド)出走の可能性を示唆、オーナーはジャパンCの賞金に魅力を感じているとも伝えた。今年から1億円アップとなった1着賞金4億円に加え、同年の凱旋門賞馬が勝てば300万ドル(約4億3200万円)のボーナスがつく。管理するプレスコット師も遠征には前向きという。

 もし、出走がかなえば凱旋門賞馬のジャパンC出走は12年のソレミア(13着)以来となる。折しもこの日は、東京競馬場の馬場内に新設された国際厩舎がメディアに公開された。この秋から運用が開始され、外国馬が来日しやすい環境が整えられた。凱旋門賞の興奮は府中へと継がれるのか。決断を楽しみに待とう。

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2022年10月4日のニュース