【福岡・G1福岡チャンピオンカップ】宮地 悲願のG1初V 2コースから鋭く差し

[ 2022年9月13日 05:00 ]

福岡周年でG1初制覇を決めた宮地
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 ボートレース福岡のG1開設69周年記念「福岡チャンピオンカップ」は12日、第12Rで優勝戦が争われた。レースは宮地元輝(35=佐賀)が2コースから鋭い差しハンドルを入れて、念願のG1初優勝を飾った。なお2着は藤原啓史朗、3着は桐生順平が入った。

 全国屈指の難水面で繰り広げられたG1開催の優勝戦を制した宮地はゴールした瞬間、グランプリでも見たことがないような派手なガッツポーズで喜びを爆発させた。3日目終了時点で得点率首位に立ちながら藤原に逆転され、その藤原の外で迎えることとなった優勝戦。進入は展示と同様に枠なりオールスロー。イン藤原がトップスタートから先マイも、その懐を鋭く突いてバック突き放した。「差し、捲りどちらでも行けるように奥まで行って藤原君が少し浮いたのが見えて差した」。デビューからの約15年3カ月で培ってきた冷静さが歓喜の時をもたらした。「このタイトルを獲るのが夢だった。突き抜けてマジか!と思った。あとは大事に、泣きそうになりながら走った」と振り返った。仕上がりは「最後にペラを叩いたのが大きい。駄目だと思っていたけど本番は冷えてちょうど良くなった」。妥協しない姿勢がかみ合い、夢の実現に至った。

 このVで来春SGクラシック(平和島)の出場権獲得と、暮れのグランプリS(大村)出場の可能性が膨らんだ。福岡では11月にG1ダイヤモンドCが開催される。宮地は「ちゃんと優勝戦に乗りたい」と先を見据えていた。

 《次走》優勝した宮地元輝、桐生順平は17日からのびわこG3企業杯で守田俊介、吉川元浩、西山貴浩らと優勝を争う。藤原啓史朗は19日からの尼崎一般戦で須藤博倫、中村亮太、西野雄貴らと対戦。新田雄史は23日からのとこなめ一般戦で山口剛、海野康志郎、磯部誠らが相手。平本真之は10月14日からの三国一般戦で今垣光太郎、徳増秀樹、池永太らが参戦。篠崎仁志は18日からの鳴門一般戦で海野ゆかり、松田祐季、新開航らと相まみえる。

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2022年9月13日のニュース