今村聖奈、G1騎乗OKも「現状ではダメ」 さらなる進化へ「向上心と感謝の気持ちを忘れず」

[ 2022年8月20日 14:33 ]

<小倉6R>レコード勝ちで通算31勝目を上げた今村聖奈(撮影・中村 達也)
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 新人女性騎手の今村聖奈(18=寺島)が歴史的圧勝で、G1チケットを手に入れた。

 小倉6Rの2歳新馬(ダート1700メートル)でヤマニンウルス(牡=斉藤崇、父ジャスタウェイ)に騎乗。1分44秒3の2歳レコードで、2着ゴライコウに付けた4秒3差は86年以降のJRAの全ての平地レースの中で最大という歴史的な大勝だった。

 今村は「(発走が遅れて)イレギュラーな中でも馬が精神的に大人で、むしろ落ち着いていました。稽古通りの走りをしてくれました」とし、「直線は後続の脚音が聞こえず、最後は流す感じ。素晴らしい馬に乗せていただき、光栄です」と話した。

 G1騎乗が可能になる通算31勝(JRA27勝+地方4勝)に到達しても、反省を忘れない。「現状ではダメだと思うし、向上心と感謝の気持ちを忘れず、次に向かっていきたいです」と前を向く。

 19年4月の競馬学校入学時に、「JRAの女性ジョッキーとして初めてG1を勝ちたい」と宣言していた今村。スーパールーキーはこれからも鍛錬を重ね、自らの言葉を現実に変える。

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