【津・G1ツッキー王座決定戦】関 強気調整で2度目のG1制覇!「年末も意識して走りたい」

[ 2022年5月15日 05:00 ]

2度目のG1制覇となった関浩哉
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 ボートレース津の開設70周年記念G1「ツッキー王座決定戦」は14日第12Rで優勝戦が行われ、関浩哉(27=群馬)がイン逃げV。18年ヤングダービー(浜名湖)以来2度目のG1制覇を果たした。2着は新田雄史、3着には板橋侑我が入った。

 雨上がりの津水面には朝から強い向かい風が吹き、第2Rからは安定板装着。「不安要素だらけだった」と関。昼間のスタート特訓でも2コースの新田に完全な行き足負け。土壇場でペラ調整を余儀なくされた。

 「本当ならもっと回して行きたいところだけど、弱気になっては駄目だと思って、特訓後は逆にペラのピッチを強めて止めました。優勝戦は足負けもなかったし良かった。あの特訓がなかったら、この調整はしていなかったと思います」

 レースも調整も強気に。これが近況の関のテーマであり、好調を支える最大の要因となっている。枠なり3対3の進入で、マイペースのインとなった関はインからコンマ14のトップスタートから一気の先マイ。新田の差しを完全に封じた。

 7月からの適用勝率は自身初となる7点台をマーク。ダービー初出場も見えてきた。

 「今回の優勝で(来年の)クラシックは決まったし、このまま順調に行けばダービーにも行けるはず。今思えば3年前のSGは思い出づくり的な感じだった。それでは弱くて当たり前。今度は年末(GP)も意識して、ちゃんと結果を出せるように走りたい」

 日々の地道な積み重ねで大きく成長した関。今後はSGでも中心となる走りを見せてくれそうだ。

 《次走》関浩哉は19日からの多摩川スポーツニッポン賞で長田頼宗、和田兼輔、大池佑来、黒井達矢らと優勝を争う。新田雄史、磯部誠、浜野谷憲吾は24日からの宮島SGボートレースオールスターで瓜生正義、白井英治、石野貴之、毒島誠、西山貴浩ら強豪が相手。魚谷智之、板橋侑我は18日からの大村G2モーターボート誕生祭で太田和美、吉川元浩、井口佳典、前田将太、上條暢嵩らと激突する。

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2022年5月15日のニュース