【三国・G1北陸艇王決戦】毒島完全V!G1史上16回目の快挙「足は文句のつけようがなかった」

[ 2021年11月10日 05:30 ]

G1史上16回目となる完全Vを飾った毒島誠
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 8戦全勝の完全制覇を成し遂げた。ボートレース三国開設68周年記念G1「北陸艇王決戦」は9日、12Rで優勝戦。毒島誠(37=群馬)がイン逃げで優勝して12回目のG1V。G1の完全Vは史上16回目の快挙。賞金ランクは8位に浮上した。2着に前本泰和で本命決着。また、節間売り上げは67億円を超え、目標の60億円を大きく上回った。

 まさに毒島の毒島による毒島のための6日間。一回も負けずに駆け抜けた。

 「足は文句のつけようがなかったので、自分がしっかりレースをするだけでした。1マークは集中しすぎていて覚えてませんが、しっかり回れたと思います」

 他選手の戦意を失わせる節イチ足は最後まで全開だった。ピット離れで杉山が遅れて、5対1と予想外の進入。それでも毒島は全く慌てない。集中力MAXで刻んだコンマ11のトップスタート。一瞬で後続をぶっちぎった。

 「このタイトルはSGと同じぐらいに欲しかった。本当にうれしいです。三国は第二の故郷ですから」

 元ボートレーサーの妻・池田幸美さんが福井支部に在籍していた。温かく迎えてくれる人も多く、喜びもひとしお。狙って獲った勲章は大きな弾みになる。

 「やることはいつも一緒だけど、秋に向かって調子は上がっています。あとひと踏ん張りして、グランプリは2ndから行きたい」

 1000万円の上積みで賞金6位以内も視界に入ってきた。11月の毒島は止まらない!

 《次走》優勝した毒島誠、今垣光太郎、杉山正樹、岡村仁、新田雄史は14日からのまるがめG1京極賞で村田修次、寺田祥、石野貴之、平山智加、平高奈菜らと対決。前本泰和は23日からの多摩川SGチャレンジカップで浜野谷憲吾、菊地孝平、峰竜太、篠崎仁志らと激突する。

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2021年11月10日のニュース