【大井・マイルグランプリ】8番人気ティーズダンク 叩き合い制しV

[ 2021年8月6日 05:30 ]

マイルグランプリを快勝したティーズダンク(左)
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 「第28回マイルグランプリ」(S2)が5日、大井競馬場で行われた。8番人気の伏兵ティーズダンクが直線の競り合いを制して優勝した。水野師は今年1月の報知オールスターカップ(タービランス)以来、通算7つ目の重賞制覇となった。

 「いい叩き合いになった」。矢野が振り返ったように勝負根性が際立った一戦だった。3コーナーからするすると内を突いて上がっていったティーズ。直線を向くと先に抜け出したモジアナフレイバーを目がけて一気に追いだした。残り200メートルで内モジアナ、中ティーズ、外グレンツェントの激しい競り合い。残り100メートルでモジアナを競り落とすと、今度は鞍上の右ステッキの連打に応えてグレンツェントを首差抑えてゴールに飛び込んだ。

 今年3つ目のタイトルゲットとなった矢野は「目の前にモジアナがいていい目標になったし、レースも流れてくれた。直線もよく踏ん張ってくれた」とレースを振り返った。水野師も喜色満面。「古馬の重賞を初めて勝ててホッとしている。矢野君と事前に相談した通り、前々を見ながらいい感じで流れに乗れた。次は川崎(スパーキングサマーカップ、31日)を予定している」とマイル重賞連覇を目標に掲げた。

 ◆ティーズダンク 父スマートファルコン 母ビフォーダーク(母の父キングカメハメハ)牡4歳 浦和・水野貴史厩舎 馬主・立山伸二氏 生産者・北海道日高町の原田牧場 戦績23戦7勝(南関東12戦4勝) 総獲得賞金1億499万円 重賞は20年戸塚記念以来3勝目。

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2021年8月6日のニュース