【新潟新馬戦】“優等生”ウェストファリア 非凡なセンス、軽快ディープ牝馬

[ 2021年7月20日 05:30 ]

Road to 2022

ウェストファリア
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 東の注目は新潟土曜5R(芝1600メートル)にスタンバイしているウェストファリア。現1歳世代がラストクロップと残り少なくなったディープインパクト産駒だ。母フィオドラは14年のドイツオークス馬。日本の軽い芝と相性がいいドイツ母系で、2歳上の半兄リメンバーメモリー(現2勝クラス)は2勝目を新潟外回りでマークしている。

 1週前追いはWコースで古馬を追走し楽な手応えで併入。手綱を取った戸崎は「おとなしくて乗りやすい。フットワークが大きく、無駄な動きをしない。馬場に入ると自然とスイッチが入るのはセンスでしょう」と称賛。体重は390キロ前後とかなり小柄だが「乗っていて小ささを感じさせない。父の産駒らしく切れる印象で、新潟マイルはちょうどいいのでは」と意に介していない。管理する手塚師も「小さいが馬体の幅はそれなりにある。勝手に進んでいく気性が、走る方に向けば」と期待する。

 ディープ産駒の2歳は先週までに7頭が中央デビューして1勝止まり。やや存在感が薄いが、今年のダービーも結局は産駒シャフリヤールがV。海の向こうではスノーフォールが英愛オークスを圧勝し、凱旋門賞の最右翼となるなど、話題に事欠かない。来春に向け、そろそろ本領発揮。桜が楽しみになる快走に期待だ。

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2021年7月20日のニュース