【サウジアラビア国際競走】ディアドラ、モハメドユスフナギモーターズCで断然1番人気も2着

[ 2020年3月1日 05:30 ]

サウジアラビアのモハメドユスフナギモーターズCに出走したディアドラ
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 今年から新設されたサウジアラビア国際競走が29日(日本時間同日深夜)、キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた。オープニングを飾った1R、当地初の芝レース「モハメドユスフナギモーターズC」(2100メートル)に日本から出走したディアドラ(牝6=橋田)は2着惜敗。海外を転戦する女傑は日本、英国に続き3カ国目の勝利はならなかった。

 好スタートを決めたディアドラは8頭一団となった馬群の真ん中。四方をライバルに囲まれる形で進んだ。向正面では激しく馬体をぶつけ合う。執ようなマークを受けながらも直線で外へ持ち出してエンジン全開。内で粘るフォーザトップをねじ伏せる。勝った。そう思った瞬間、外から強襲したのがポートライオンズ。出遅れて最後方を追走したバーレーンの伏兵に差し切られた。「よくシェイプアップされてパーフェクトな状態だった。いい感じで運べたが…」。マーフィーは言葉少なに振り返った。

 日英G1勝ちの実績でレーティングは最上位。現地での馬券発売はないが欧州のブックメーカーが断然人気に支持していた。橋田師も「まさかここで負けるとは」と信じ難い様子。「軽い馬場なので前につける競馬は予定通り。うまくいったが、ちょっと足りなかったね」と肩を落とした。

 今後も海外を転戦予定だが「いくつか選択肢があるので相手関係を見ながら決めたい」と師。拠点としている英ニューマーケットに戻り、今後の方針を練る。

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2020年3月1日のニュース