デビューから無傷の3連勝!新星レイチェル重賞視界に

[ 2019年12月20日 05:30 ]

10日の船橋9Rハートビートマーメイドを快勝してデビュー3連勝を飾ったレイチェルウーズ
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 【地方からの風】いやぁ、強い。レースを振り返れば、結局その一言に尽きる2歳牝馬が現れた。10日船橋のハートビートマーメイドを快勝したレイチェルウーズ(船橋・林正人、父ヘニーヒューズ)。これでデビューから無傷の3連勝。1番枠を引いたにもかかわらず、この日は2連勝を飾った逃げではなく、3、4番手追走からの差す競馬。残り200メートルからゴーサインを出すと前を行く2頭に残り100メートルで並び、あとは瞬時に突き放した。単勝1.4倍の圧倒的支持がうなずける結果。1分35秒5(1500メートル)の勝ち時計も優秀だが、それ以上にわずか100メートルで4馬身突き放した末脚が光った一戦だった。

 手綱を取った本田重が「まだ遊びがあるし、距離はマイルまでなら大丈夫。内で我慢して直線はじける、今日は一番いい競馬ができた」と褒めちぎれば、林正人師も「時計、走り、現状では文句のつけようがない」と“満点”を与えるインパクトのある走りだった。

 今後は馬の状態を見ながら「東京2歳優駿牝馬」(31日、大井)か「ニューイヤーカップ」(1月15日、浦和)に向かう予定。走るたびに「こちらが思っているより上のものを見せられる。期待しないわけにはいかないよね」。そう語るトレーナーの目にはクッキリと重賞タイトルが見えてきたはずだ。(矢内 浩美)

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2019年12月20日のニュース