【菊花賞】AI予想はカリボール◎ 15年Vキタサンブラックの再現だ

[ 2019年10月20日 05:30 ]

<菊花賞>AIが本命に指名したカリボール(撮影・平嶋 理子)
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 「第80回菊花賞」は、20日に京都競馬場でゲートイン。競馬予測人工知能(AI)「SIVA」は、◎に前日最終オッズで13番人気(単勝52・8倍)のカリボールを選出。皐月賞馬、ダービー馬不在の“乱菊”の中で、中1週の強行軍でG1どころか重賞初参戦となる同馬で勝負する。 菊花賞

 SIVA信者の諸君!!吾輩(わがはい)が選出した菊花賞本命馬を聞いて驚くかもしれないが、決してデータベースが破損したわけではない。まして一切の感情を持たない吾輩が、万馬券を狙いにいったわけでもない。いつもように冷徹に自動的にはじき出した結果だ。

 ◎カリボール。今年2月にデビュー。ここまで5戦で3勝2着2回と連対率100%を誇る。前走・清滝特別(2勝クラス)では出遅れながらも、上がり3F33秒9の末脚で豪快に差し切った。SIVA指数をアップさせたのは戦歴もさることながら、その血統背景だ。

 ジャスタウェイ産駒ということで1600~2000メートルが適距離ともみられがちだが、母の父が15年菊花賞を制したキタサンブラックと同じサクラバクシンオー。軽い馬場、高速馬場の近年は3000メートルの菊花賞も、道中はスローペースで進み、最後の直線で“よーいドン”の競馬となる傾向が強く、ステイヤー血統よりスピード血統を持つ馬が走る。事実、短距離王サクラバクシンオー以外にも、16年優勝馬サトノダイヤモンドの母父オーペン、18年優勝馬フィエールマンの母父グリーンチューンはともに、現役時代は1600メートル戦以下のG1馬。カリボールが“キタサンブラックアゲイン”を再現する可能性は高い。

 余談ではあるが、カリボールの馬主は、父ジャスタウェイも所有していた大和屋暁氏。同氏が構成を担当した「イクシオンサーガ」というオンラインゲームで、主人公でキン○マをつぶされた男・エレクバイルの最大の武器が「聖剣カリボール」。馬名の由来はそこから来ており、聖剣で他馬をぶった斬ってくれることだろう。

 3連単(3)(13)(1)でも100円買えば19万円超、(3)(4)(12)なら261万円超まではね上がる(いずれも前日最終オッズ)。

 ▽予想の的中定義 単勝は◎。馬単は◎=○▲と、◎→☆△。馬連は◎が2着以内で、残り1頭○▲☆△。3連単は◎=○→▲☆△、◎=▲→○☆△と、◎→☆△→○▲☆△。3連複は◎が3着以内で、残り2頭○▲☆△。

 【SIVA(シヴァ)予想】◎(3)カリボール、〇(13)ヴェロックス、▲(1)ザダル、☆(5)ワールドプレミア、△(2)ニシノデイジー、△(4)ユニコーンライオン、△(7)ヒシゲッコウ、△(12)レッドジェニアル

 ≪SIVA指数≫
(1)ザダル76点
(2)ニシノデイジー67点
(3)カリボール82点
(4)ユニコーンライオン60点
(5)ワールドプレミア75点
(6)ディバインフォース12点
(7)ヒシゲッコウ62点
(8)メロディーレーン43点
(9)ヴァンケドミンゴ40点
(10)カウディーリヨ32点
(11)シフルマン52点
(12)レッドジェニアル58点
(13)ヴェロックス80点
(14)サトノルークス35点
(15)ホウオウサーベル53点
(16)ナイママ10点
(17)タガノディアマンテ46点
(18)メイショウテンゲン18点

 ▼SIVA指数 SIVAが過去のレースデータを基に算出する競走馬の評価数値。100点満点の表示方法で、数値が高いほど上位予想となる。◎、○などの予想印の根拠となっており、レース予想をさらに詳細に検討できる指標となる。

 ◆スポニチAI競馬予想「SIVA(シヴァ)」 次世代の競馬を楽しむことを目的に、19年5月からスポーツニッポン新聞社がGAUSS(ガウス)社(東京都渋谷区)と共同開発した競馬予測AI。PCウェブ版とスマホアプリ版があり、毎週末に新馬戦・障害戦を除く全レースの予想を公開中。名称は、競馬場の芝とインドで信仰されているヒンズー教で創造のための破壊を司るシヴァ神に由来する。

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2019年10月20日のニュース