藤田菜七子 JRA女性騎手年間最多勝記録をスピード更新、中山1Rで今年28勝目

[ 2019年9月14日 10:17 ]

中山1R 2歳未勝利戦をデビルスダンサーに騎乗した藤田菜七子はJRA女性騎手年間最多勝記録を更新する28勝目挙げ祝福される(撮影・西川祐介)
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 藤田菜七子(22)が14日、中山競馬1Rでデビルスダンサー(牝2=奥村武厩舎)に騎乗し勝利。自身が昨年樹立したJRA女性騎手年間最多勝記録を更新する今年のJRA28勝目を挙げた。3カ月以上残してのスピード更新となった。

 ダート1200メートルで行われた2歳未勝利戦で1番人気のデビルスダンサーに騎乗した藤田は、道中4番手で直線に向くと力強く差し切って快勝した。3週ぶりの勝利で今年のJRA28勝目、通算75勝目となった。「記録は強くは意識していなかったが、早めに更新できてよかった。秋競馬はまだまだ続きますし、もっともっと勝ちたい」と藤田。14日はこの後3、4、8、10、12Rに騎乗する。

 4年目となった今年、昨年をはるかに上回るハイペースで勝ち星を量産している。デビュー以来、右肩上がりで成績が伸びる要因は飽くなき向上心。「いい馬に多く乗せていただいて、もっと勝たなければいけないレースもあった。現状に満足はしていません」。成長を止めない菜七子に関係者からの信頼は日に日に高まっている。

 ◇2019年の藤田菜七子
 2月17日 JRA女性騎手G1初騎乗。コパノキッキングとのコンビでフェブラリーS5着。
 6月30日 スウェーデンで行われたウィメンジョッキーズワールドCで2勝を挙げ、総合優勝。
 8月10日 英国のシャーガーCに日本人女性騎手として初めて参戦。

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