【WASJ】吉村“完全燃焼”宣言!「今年の集大成くらいの思いで」

[ 2019年8月23日 05:30 ]

吉村智洋
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 園田の吉村が初の大舞台に燃えている。「早いと言われるかもしれないけど、今年の集大成くらいの思いで取り組んでいます」と“完全燃焼”を宣言。札幌は初参戦となるが、「出場が確定してからはトレーナーさんと一緒に芝対策のトレーニングをしてもらっています。(園田と同じ)右回りですし、直線も園田よりは長いですからね。慌てなくても届くときはきっちり届くと思う」と臆するところはない。

 昨年は全国リーディングの296勝を挙げ、小牧太(現JRA)と木村健(現調教師)が持っていた兵庫県競馬の年間最多勝記録(288勝)を更新。今年も兵庫ダービー初制覇、大逆転でWASJ地方代表の座を獲得と勢いは止まらない。12月に35歳を迎えるが「まだまだ足りない部分も多いですし、進化の途中です。自分でいうのもあれかもしれないですが、まだまだ伸びしろが十分にあると思っています」と飽くなき向上心でさらなる高みを目指す。

 地方代表のシリーズ優勝は同じく園田所属だった05年の岩田康誠(現JRA)が最後。「地方のジョッキーの層がこんなに厚いんやぞってところを見せたい。一つだけとはいわず、優勝を目指して頑張りたい」。北の地で“園田に吉村あり”をアピールするつもりだ。

 ◆吉村 智洋(よしむら・ともひろ)1984年(昭59)12月26日生まれ、大阪府出身の34歳。兵庫・飯田良厩舎所属。02年4月17日、ヤマノファイナルで初騎乗10着。同年5月8日、同馬で初勝利。18年に296勝を挙げて初の兵庫&地方全国リーディングを獲得。18年NARグランプリ最優秀勝利回数騎手賞。地方通算1万4239戦1825勝。JRA14戦0勝。勝負服「胴黒、袖赤」。

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