【新潟4R】菜七子、直千で決めた5週連続V!自己新達成も「まだ全然」

[ 2019年8月3日 12:13 ]

新潟競馬4Rをコスモリモーネで勝ち、自身初の5週連続勝利を飾った藤田菜七子騎手。右は同馬を管理する高橋裕調教師(撮影・小田 哲也)
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<新潟4Rで藤田菜七子が自身最多の5週連続勝利>

 土曜新潟4Rの2歳未勝利戦(芝1000メートル=以下直千競馬)で、藤田菜七子(21=根本)が5番人気のコスモリモーネ(牡=高橋裕)を初勝利に導き、自己新となる5週連続勝利を挙げた。勝ち時計は56秒0(良)。菜七子は今年のJRA22勝目、同通算69勝。

 “世界女王”の勢いが止まらない。6月30日にスウェーデンで行われた「ウィメンジョッキーズワールドC」に優勝した菜七子。帰国後の7月7日に凱旋勝利を挙げると、同月14、21(2勝)、27日にも勝利し、自身最多タイの4週連続Vを達成した。記録更新がかかっていた今週の競馬。一鞍目であっさり新記録を達成し、「まだ全然。今週も沢さん乗せて頂いているので、1鞍1鞍しっかり乗るだけです」と表情を変えずクールに語った。

 オーナーサイドから「1000メートルなら菜七子で」と指名がかかり、相棒のコスモリモーネには初騎乗。6番枠から好スタートを決め、逃げたフレンドピースを見ながら併走。隣の手応えが鈍った瞬間、残り300メートル付近で先頭に立つと、ただひたすら馬場の7分どころを真っ直ぐに追った。内から伸びた後続の追い上げを完封。「ゲートが速くていい位置を取れた。道中は追い出しを我慢するくらい余裕がありました。直千競馬の適性があります」と菜七子。以前、直千競馬について「どこで息を入れるかも大切だし、絶対に外でなく状況次第でコース取りを決める」と話していた通りの完ぺきなレース運びに、勝利コメントからも自信がにじんだ。

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