【函館新馬戦】ゴールドシップ産駒JRA初白星 サトノゴールド、父初陣と同条件制す

[ 2019年7月15日 05:30 ]

函館5R新馬戦を制したゴールドシップ産駒のサトノゴールド=左(撮影・千葉茂)
Photo By スポニチ

 函館5R・2歳新馬戦(芝1800メートル)は2番手から伸びた1番人気サトノゴールド(牡=須貝)がV。新種牡馬ゴールドシップにとって産駒のJRA初勝利となった。父が11年に初陣を飾ったのと同じ函館芝1800メートル。一度は迫ったプントファイヤーを残り100メートル地点で競り落とし、1馬身半差をつけた。

 騎乗した武豊は「本当に素質だけで勝ったような感じ。最後の1Fぐらいですかね?真面目に走ったのは…。いかにもゴールドシップという感じです。まだまだ伸びしろがありそうです」と激しい気性で知られた父を念頭に置きながら、にこやかに振り返った。

 父も管理した須貝師は「とにかくホッとした。応援馬券も多かったでしょう。須貝厩舎、ゴールドシップ、函館、(父も担当した)今浪(厩務員)と全部そろっていたでしょう?そういう風につくったわけだけど」と1番人気に応えて安どの表情。「ヒヤヒヤしましたよ。道中はハミを取っていないし…。ただ気が入った時は走る。最後スイッチが入って、そのあたりを見せてくれたのは良かった。(武)豊は距離がまだ短いと言っていたね」と、さらに距離が延びる来春のクラシックをはっきり意識している。

 偉大な父は新馬V後、札幌のコスモス賞(1着)→札幌2歳S(2着)をステップに、G1・6勝馬に羽ばたいた。指揮官は「札幌2歳S?オーナーとの相談もあるし、馬の気持ちもあるだろうから。そのあたりを考慮して決めたい」と次走は保留しながらも、父と同じ芦毛のG1候補生に熱い期待を寄せていた。

続きを表示

この記事のフォト

2019年7月15日のニュース