女王・児玉碧衣 ワンバン始球式「競輪より緊張」 かつては城島氏出待ち「今は、柳田選手を見ています」

[ 2019年6月15日 15:09 ]

<ソ・D>始球式するガールズケイリンの児玉碧衣(撮影・岡田 丈靖)
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 オッズ・パーク株式会社の冠協賛試合「オッズパークドキドキスペシャル」として開催された15日のソフトバンク―DeNA戦の始球式に、女子競輪の児玉碧衣(こだま・あおい)選手(24)が登場した。昨年末の「オッズパーク杯ガールズグランプリ2018」で優勝した“女王”の投じた白球は、ワンバウンドで捕手のミットに収まり、大観衆からの声援に笑顔で応じた。

 「楽しんでいこうと思ったんですが、競輪よりも緊張しました。この経験で、ある程度の緊張は乗り越えられると思います。投球には、満足。まあまあ良かったと思います」。

 始球式の経験は初めてで、初めて硬球を握った。5月に元ソフトバンク投手の摂津正氏と対談した際に、足の上げ方など投げ方の詳細を教わっていた。

 地元福岡県出身でバレーボール選手からガールズケイリンの世界に飛び込んだが、もともとは野球好き。小学生のときには、当時の正捕手だった城島健司氏のサインをもらいに出待ちをしていたという。「城島選手のファンでした。今は、柳田選手を見ています。格好いい」と笑う。

 今年も狙うは、年末のグランプリ女王の座だ。「まだグランプリを連覇した選手はいないので、勝って、また始球式に参加できるようにしたいです」。令和初の女王に向け、走り続ける。

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2019年6月15日のニュース