【米子S】ベステンダンク圧逃再び 梅雨の仁川であの走りを

[ 2019年6月12日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=11日】1年前の走りを再現だ。昨年米子Sを制したベステンダンクが連覇を目指して今年も参戦する。昨年は9番人気の低評価を覆して波乱を演出したが、決して展開に恵まれたわけではない。後続に5馬身差をつける逃走劇で勝ち時計1分31秒9はレコードタイ。もう一度、あの走りができれば…。田村は安達厩舎に向かった。

 ちょうど、安達師が厩舎前を清掃中。「どうしました?」と優しい口調のトレーナーは「正直、昨年はよく逃げ切れたなというのが本音。喜びよりも驚きの方が大きかったです」と当時の心境を語った上で、こう続けた。

 「乗り方は鞍上に任せますけど、今回は行く馬がいなければ逃げてもいいと思っている。それに、この時季はよく走るんです」

 全6勝のうち4勝を5~6月にマーク。確かに、この季節にめっぽう強い。全国各地で梅雨入りのニュースが流れているが、ベステンダンクはそれを歓迎しているかもしれない。

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2019年6月12日のニュース