【児島・キングC】吉田イン押し切り　地元G1初制覇

初の地元G1・児島キングC制覇に笑顔の吉田
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　ボートレース児島の開設67周年記念「G1児島キングカップ」優勝戦が行われ、圧倒的1番人気に推された吉田拡郎（37＝岡山）がインから押し切った。17年9月の住之江「高松宮記念」以来となるG1・3勝目。これがうれしい地元G1初Vだ。

　ゴールの瞬間、ファンに一礼した。吉田が待ちに待った地元周年Vの瞬間だった。「久しぶりのG1。うれしい。とても緊張した。（トップスタートの菊地が）見えたが2コースに徳増さんがしっかりといらっしゃった（笑い）。1Mはハンドルを早く切り過ぎてしまったがエンジンが押してくれた」

　2連対率40％の評判機15号機を獲得。ノーハンマーを貫いた。準優勝戦後、「悪いところがない」と話し、自分のターンに集中した。「川崎さんから“バトンを渡すからな”と言われてから数年がたってしまった。それでも獲れて良かった」。現役の岡山支部勢の地元周年Vは14年の川崎智幸に続いて2人目。約束を果たし、笑顔がのぞいた。

　児島では10月にSGダービーが控える。現在は出場ボーダー近辺に位置している。「これから勝率を上げていきたい」。地元でのビッグタイトル連覇を目指し、拡郎がさらに加速する。

　≪吉田次走は宮島G1≫優勝した吉田拡郎、そして徳増秀樹、平本真之、菊池孝平、茅原悠紀、辻栄蔵の次走は8日からの宮島G1宮島チャンピオンC。今垣光太郎、守田俊介、原田幸哉、魚谷智之、白井英治、池田浩二、峰竜太ら強豪と優勝を争う。