【有馬記念】レイデオロ底力2着!ルメール涙も武超えJRA年間最多賞金更新

[ 2018年12月24日 05:30 ]

<有馬記念>2着に敗れた1番人気のレイデオロとルメール(撮影・村上 大輔)
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 4コーナー手前。ルメールのムチが入った。こんなに必死の形相のレイデオロは久しぶりだ。外から懸命に脚を伸ばす。しかし、どうしてもブラストワンピースに並べない。首差、2着。ルメールはうつむいた。しかし、隣で喜ぶ池添に右手を伸ばし、称えた。

 「勝ち馬の後ろにいたが馬場が柔らかくなった分、3〜4角の反応が遅かった。(ブラストの父の)ハービンジャー向きの馬場だった。そして3歳との重量差2キロ。それだけです」。上がり3Fはメンバー中最速タイの35秒4。1番人気の底力は示した。藤沢和師も仕方ないといった表情だ。「いいレースはしてくれた。勝った馬に(勝負どころで)2馬身ぐらい置かれたのがつらかった」。今後はノーザンファーム天栄でリフレッシュ。来春のローテーションは未定だ。

 ルメールは有馬記念こそ涙をのんだが、この日1Rを制して今年の獲得賞金が44億1730万7000円となり、05年に武豊がマークしたJRA年間最多獲得賞金記録を更新。12R終了時に45億8526万7000円まで伸ばした。5勝を積み上げ、05年の武豊が持つ年間最多勝記録の212勝に「あと1」だ。「リスペクトしている豊さんまであと1勝。頑張ります」。悔しさをバネに、残り1日の開催にファイトを燃やすことを約束した。

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