8歳サウンドトゥルー 佐藤裕厩舎移籍でまだまだ“主役”

[ 2018年11月9日 05:30 ]

中央から船橋へ移籍したG1・3勝馬サウンドトゥルー
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 【地方からの風】16年のJRA賞・最優秀ダートホースに輝いたサウンドトゥルー(セン8)が中央登録を抹消、南関東・船橋の佐藤裕太厩舎に移籍、という電撃発表が6日に所属するレックスオーナーズクラブからあった。

 4日に行われたJBCクラシックは5着と連覇はならなかったが、年齢を感じさせない能力の高さを誇示していた。レックスの海老原マネジャーはその理由をこう語る。

 「9歳になると地方に移籍できなくなるし、時計のかかる地方の馬場の方がこの馬に向いている。地方に在籍していた方がレースの選択肢も広がる。9、10歳になっても元気なうちは走らせたい」

 15年東京大賞典、16年チャンピオンズC、17年JBCクラシックとG1・3勝。ファンの多い馬だけに、その勇姿をちょっとでも長い間見せたいという気持ちの表れだ。

 その思いに応えるように新たに管理する佐藤裕太師(43)も気合十分。「これだけの馬を預かるプレッシャーは感じるが、逆にしっかり頼むぞ、と言われた感じ。とりあえずは目の前の目標(東京大賞典=12月29日、大井)に向かって臆することなく、きっちり仕上げて結果を出したい」ときっぱり。今後は“地方の古豪”として、まだまだ中・長距離路線の主役を張るつもりだ。(矢内 浩美)

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2018年11月9日のニュース