【秋華賞】小回り得意ラテュロス 初の京都も克服だ

[ 2018年10月10日 05:30 ]

 【G1ドキュメント・栗東=9日】3日間開催の影響で9日は全休日。ただ、重賞登録馬のみ、申請すれば馬場入りOKだ。ラテュロスは坂路1本。4F70秒1でゆったり駆け上がった。上がり運動と手入れが終わるタイミングを見計らって柏原は高野厩舎へ。高野師に感触を聞いた。「先週、追い切ってからも問題なく元気。この馬なりにカイバも食っている方なので」

 札幌帰りの前走・ローズSは12キロ減で418キロ。札幌出走(HTB賞4着)前に函館から輸送があり、レース後はいったん放牧へ。そこから栗東へ。輸送が続き、減った分が戻り切っていなかった。ところが、そんな不安材料をはね返し13番人気3着。4着ゴージャスランチとわずかに首差だからギリギリのところで秋華賞切符をもぎ取った。高野師が振り返る。

 「体が減って、どうかなと思ったが内枠を利して上手に競馬をしてくれた。思えば未勝利と500万の2勝がどちらも418キロ。意外とベスト体重なのかも。だから体重はあまり気にしないようにしている」

 京都は今回が初。序盤からスッと流れに乗れるうまさがあり、トリッキーな内回り2000メートルは合うイメージだ。「デビューから秋山君に何回も乗ってもらっている。僕からどうこう言うことなく彼にゆだねるだけ。勝負できる状態で送り出したい」。きっちり仕上げて主戦に託すのみ。本番でも伏兵視されるのなら再度、高配メーカーになっても不思議ではない。

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2018年10月10日のニュース