【津・ルーキーシリーズ】菅、まくり差しV!「A1に戻る」

[ 2018年6月9日 05:30 ]

津ボート、ルーキーシリーズを制した菅章哉(撮影・柳沢)
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 ルーキーシリーズ第10戦優勝戦が8日、ボートレース津で行われ、菅章哉(29=徳島)が4コースからまくり差して優勝した。

 6枠の西川が2コースに入って進入は2対4。3カド中嶋がまくりを繰り出す。最高の展開を菅は逃さなかった。中嶋を横目に見ながらまくり差しに構え、そのまま突き抜けた。その後、村松が猛烈な追い上げを見せ、2周2Mでは差しを許しそうになった。それでも納得のターン回りを持つ65号機を味方に振り切った。

 「中嶋君がまくりに行くか、自分が行くしか展開はないと思っていた。出足を持ってくることができて、仕上がりは4日目から凄く良かった。今節は本当に勉強になった」

 津では初優出初優勝となったが実は思い出の地。「(11年10月の一般戦で)初めて準優出した場所。そこで優勝できて良かった」。今年は地元・鳴門の正月戦での優勝を皮切りに、すでに3V。SG出場未経験の29歳は来年3月の戸田クラシックの出場を目標に定めた。「クラシックを狙っている。それには勝率も上げていかないといけない。A1にも戻らなければ」。7月からはA2。だが、目標を持った若者は強い。菅がそれを証明してくれるはずだ。

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2018年6月9日のニュース