【ヴィクトリアM】断然人気ミッキークイーン7着…左回りに泣く

[ 2017年5月15日 05:30 ]

<東京11R・ヴィクトリアM>断然の1番人気に推されながら7着に敗れた浜中ミッキークイーン(右)
Photo By スポニチ

 単勝1・9倍。断然の1番人気に支持されたミッキークイーンだったが、まさかの7着敗戦。中団追走から直線で外に持ち出したが、G1・2勝を挙げた高性能エンジンに火が入らない。見せ場すらつくれず馬群に沈んだ。

 「直線で手前(軸脚)を3回くらい替えて、いつものいい反応がなかった。外からデンコウアンジュ(2着)に並ばれても全く抵抗できず。伸びる手応えはあったが、分からない」。浜中は首をひねりながら言葉を絞り出し、最後に「申し訳ない」とうなだれた。

 池江師も「勝ちパターンの競馬。4角でいけると思ったが…」と困惑の表情。昨年のこのレース(2着)後、左前のじん帯を痛めたミッキー。軸脚として負担のかかる左回りを避けてきた。「(故障から)復帰後、左回りを使ったのは初めて。故障した部分は固まっているし、この春の最大目標なので使った。ただ、最初のコーナーも逆手前だったし、影響があったのかも。レース後の歩様は大丈夫だったが、慎重に様子を見たい。再発していなければいいが…」。指揮官は心配顔で競馬場を後にした。

続きを表示

2017年5月15日のニュース