【オークス】池添がうっぷん晴らす！安定感抜群シンハライトをＶ指名

シンハライト

　今週は３歳牝馬３冠の第２戦「第７７回オークス」。桜花賞馬ジュエラーの骨折回避で同２着馬シンハライトの１強ムードだが、波乱はないのか。過去１０年の勝ち馬から樫の女王の条件を厳しくチェックした結果、導き出された結論も“波乱なし”のシンハとなった。

　（１）勝利数　過酷なオークスを勝つような馬は勝ちみに遅くては駄目。過去１０年の優勝馬１１頭（１０年は１着同着）は例外なく、芝で２勝以上の実績があった。フローラＳ３着のアウェイクなど５頭が、ここで脱落する。

　（２）前走　桜花賞組が７勝と断然強い。桜花賞で最も着順が悪かったのは１０着から優勝した１３年メイショウマンボ。桜花賞組以外からのＶは重賞かオープン１着が絶対条件。５００万を勝ったばかりのペプチドサプル、キンショーユキヒメは厳しいか。

　（３）大敗なし　Ｇ１以外のレースで、７着以下の大敗を喫した馬はオークスは勝てない。桜花賞５着アドマイヤリードはファンタジーＳ（８着）とチューリップ賞（１６着）の大敗が残念だ。

　（４）馬体重　前走でプラス体重なら問題ないが、減っていた馬は要注意。過去１０年、馬体減が最も激しかったのは０８年優勝トールポピーで、桜花賞はマイナス１０キロ。残る優勝馬１０頭は、最大でも前走４キロ減。桜花賞で１０キロ減のアットザシーサイド、８キロ減のデンコウアンジュは厳しいのでは？

　（５）乗り代わり　過去１０年、乗り代わりで優勝したのは１２年ジェンティルドンナだけ。エンジェルフェイス、チェッキーノ、ロッテンマイヤーの３頭は今回が初騎乗となる。

　結論　残ったのはシンハライト。４戦３勝と安定感抜群。デビューから全戦でコンビを組む池添騎手はこの春、Ｇ１・２着３回。うっぷん晴らしのＶを決める。