【ヴィクトリアＭ】１週前追い上々！ルージュの反攻はここから

初タイトルへ期待が大きいルージュバック

　悲願のＧ１制覇へ。ルージュバックが万全の態勢を整えつつある。７日に行った１週前追いが圧巻だった。Ｗコースでヒラボクカイザー（４歳５００万）を３秒近く先行させてスタート。軽快なフットワークで加速すると、見る見るうちに差を詰め、４角で追いついて直線へ。６Ｆ８０秒２、１Ｆ１２秒９をマークして楽々と２馬身先着した。

　大竹師は「前に目標を置くのが主眼で、別に届かなくてもいいと考えていた」と調教の意図を説明。「思った以上に速く前を捉えてしまったが、時計も出ているし動きもいい。直前はサラッとやれば十分」と、好調をアピールした。

　Ｇ１で常に注目されながら、タイトルは３歳時のきさらぎ賞のみ。もどかしい内容が続くが、今年初戦の中山牝馬Ｓは勝ったシュンドルボンより２キロ重い重量を背負って首差２着と、能力の高さを改めて示した。昨年のオークスでワンツーだったミッキークイーンと共に、世代交代を告げる激走となるか。